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理事長 Santiago Herrera (サンティアゴ・エレーラ)
NPO法人ティエンポ・イベロアメリカーノ、通称ラテン文化センター ティエンポの理事長兼センター長のサンティアゴ・エレーラです。
今から約30年前、幼少時から青春時代を過ごしたアルゼンチンをバックパックひとつを抱えて出発し、3年に渡る世界旅行を経験しました。この経験が私の人生を変え、アルゼンチンの裏側である日本に辿り着きました。
1993年から日本での生活をスタートし、一人一人が持つ文化と異なる様々な経験を共有し、多文化共生を実感できる場所を創るべく、ティエンポ・イベロアメリカーノという団体設立のプロジェクトを思いつきました。
私たちは、『文化は完成したものではなく、永続的に変化していくプロセスにある』と考えています。
センターではプロの海外講師を招き、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語などの語学だけでなく、タンゴ、サルサ、フラメンコ、アラビアンダンスのようなダンスレッスンやイベントを実施しています。
25年に渡る活動によって、ティエンポは素晴らしいラテンアーティストたちが来日するための重要な場となりました。
中南米よりカリブ音楽のオルケスタをメインアーティストとして招聘して開催する『ISLA DE SALSA - World Beat Festival-』 とアジア・パシフィックツアー 『¡Vîvela! Salsa Tour』、また、桜の咲く季節にタンゴを通じたアジアの交流を図るタンゴ国際フェスティバル 『Sakura Tango Festival in Fukuoka』など様々な国際交流活動を行う中で、我々も驚くような出来事が起こりました。その最たる例として、歌手のフアン・ルイス・ゲーラがアジアでデビューを果たし、その思い出を曲に綴った『Bachata en Fukuoka』がラテングラミー賞を受賞、今もFukuokaの名は中南米、世界のみなさんの耳に届いています。
ティエンポは多様性にアプローチすることで、文化や人との違いを尊重し、共有できる経験し、自分の心を豊かにし、人生を楽しむ場を提供しているのです。
これからも、ひとりでも多くの方に私たちの活動に参加していただけたらと願っています。
いつ、どこにいても、スマートフォンやモバイルパソコンなどで情報交換、連絡が取り合える便利な時代。世界中の出来事が瞬時に伝わるグローバルな情報化社会、 膨大な情報とデジタルなコミュニケーション手段が溢れる今日。
しかしその反面、一人一人が孤立しやすくなり、人と人とが肌を触れ合ってコミュニケーションをとる機会が激減しているのも事実です。
1997年5月、福岡に誕生したラテン文化センター「ティエンポ」は、デジタル化が進む現代だからこそ、人と人とが生の実感と喜びに溢れた時間を共有できる場を提供していこうと、文化の多様性を舞踊・アート・音楽・言語・食といった様々な角度から体験できる文化交流活動を行っています。
1996 年、現理事長兼センター長のサンティアゴのアイデアに賛同したイベロアメリカ出身者、日本人が一杯のコーヒーを飲みながら、語り合った「ティエンポ創り」の構想。翌年、設立メンバー15 名、会員50 名という少人数で活動をスタートしたラテン文化センター「ティエンポ」は、年々活動の幅を広げながら、今や海外からも注目されるNPO 団体へと成長しました。
毎年8月に開催しているフェスティバル「イスラ・デ・サルサ 」は、国内最大級のラテンの祭典として評価されるようになり、また2002年からは、フェスティバルへ招へいしているカリブ音楽のオーケストラによる日本ツアー「ビベラ! サルサツアー 」の企画もスタート。福岡だけでなく、全国の方に世界トップレベルのラテン音楽を通しての異文化交流を届けることができるようになりました。
2009年には、これまでのティエンポの活動が認められ、ドミニカ共和国政府観光局による協賛という形で、ラテン音楽の帝王と言われるフアン・ルイス・ゲラのアジア初公演を実現。これまでなかなか実現できなかったフアン・ルイス・ゲラの来日のニュースは、ロイター通信、EFE( エフェ)スペイン通信社を通し、世界の600 チャンネルへ情報が発信され、雑誌・新聞等、多数の国内外メディアに取り上げられました。また、「イスラ・デ・サルサ」で長年の夢であった日本公演を果たしたフアン・ルイス・ゲラは、今年3月、福岡でのステージの思い出を綴った曲「Bachata en Fukuoka ~福岡でバチャータ」をリリース。(詳細こちら ) 世界に向け「福岡」の名が発信され、大きな反響を呼んでいます。
翌年の2010年に「イスラ・デ・サルサ」の海外メインバンドとして招へいしたキューバンサルサの王者ロス・バン・バンは、「ビベラ! サルサツアー」で東京、名古屋、オーストラリア3都市 (シドニー、メルボルン、ブリスベン)で6都市7公演 (「イスラ・デ・サルサ」での2公演を含み)を実施。福岡から発信している異文化交流の輪、市民活動を遂に、シドニーオペラハウスまで届けることができました。
小さい歩幅ながらも着実に歩み続けているティエンポの活動。「自分と違う」ことに背を向けず、互いの違いを分かち合いながら、自分を成長させていく。。。 これからも、一人でも多くの仲間とともに、異文化交流の輪を広げていきたいと願っています。
設立趣旨
一人一人の人間が非常に孤立しやすい現代。デジタル化が進み、人と人とが肌を触れ合ってコミュニケーションをとる機会が激減しています。そんなコミュニケーション不足による事件や問題も、日々新聞やテレビで報じらています。
また、国レベルにおいてもここ数年、日本は諸外国との外交・経済面にお いて、今までにない広がりを見せる反面、相互理解不足による諸問題も表出しています。
自国と異質な文化と向き合うとき、「わたしたちはこうありたい」としっかり主張し、なおかつ相手の主張や文化に敬意をもって耳を傾けることでこそ、真の「融合」が得られるものと私達は信じます。
そこで、私たちはイベロアメリ カ文化に注目しました。
それは、コミュニケーションを大切にする文化を持ち、また融合という点からもイベロアメリカという地域が、千年を越す歴史の中で、好むと好まざると関わらず異質の文化と融合しあっ てきた歴史的背景もあるからです。
また、イベロアメリカは昔から日本、特に九州と密接な関係を持っています。東京や大阪でなく活動拠点をここ九州の福岡に置いたのは、九州には古い時代から大陸からの文化や人々を受け入れてきた土壌があり、また明治以降には九州からたくさんの移民が中南米諸国へ向け海を渡りました。つまり、スペイン・ポルトガル語圏(イベロアメリカ)との交流において、歴史的にも最も強い絆を持つのが九州だと思われるからです。東京への一極集中でなく地方分権の重要性がますます高まる現代にあって、文化もまた地方にあってこそ、自由な発想や活動が可能になると考えています。
多種多様な文化を持つイベロアメリカに関する各種講座、交流会、展示会、食文化紹介活動等を通じて、人が生きた言葉を交わし合い、音楽をともに楽しみ、手を取り合って踊る楽しさを共有することにより、国際交流を促進し、文化の振興を図りたい。イベロアメリカに関する様々な情報の提供をすることにより異文化に対する知識が深められ、そして生の実感と喜びにあふれたコミュニケーションを通して相手の主張や文化を敬い、お互いを理解する。個人の単位から団体、強いては外交面においても真の「融合」が得られ、またそれが将来的に国際交流発展の寄与に繋がればと思っています。私たちの活動から、大きな「融合」の輪が広がっていくことを願いながら。。。
活動内容
ラテン文化センター ティエンポは、主に以下の活動を行っています。
語学・ダンス・音楽・アートなどの文化を学び、異文化への理解を深めることで、新しい『自分』を発見し、自己表現の幅を広げることを目的に様々な講座を開講しています。
インストラクター、講師は文化交流プログラムにより、定期的に本場で活躍しているプロフェッショナルを招聘。
語学スクール
ダンススクール
アート講座
音楽講座
人種や言葉、年齢、性別などの壁を超えたボーダーレスなマインドでの異文化交流 “異芯伝心” をテーマに、様々なジャンルの文化交流イベントなどを企画、運営しています。
レギュラーパーティー
主催イベント企画・運営
館内併設のDining Event Space "TIEMPO HALL"にて、様々なジャンルのイベントを企画・開催しています。
フェスティバル、その他
サービス業務
ギャラリー タジェールの運営
従来のアート展から空間を最大限に利用したインスタレーションアート展まで幅広い用途で利用できるギャラリーを運営。
国内外のアーティストの個展、グループ展開催の他、ギャラリー空間を利用し、アートを通した文化交流も実施しています。
カフェレストラン「サンチョ・パンサ」の運営
シェフは文化交流プログラムに基づき、ラテン諸国から招聘。
イベロアメリカ諸国の食文化を体験する場としてだけではなく、人種・多言語の枠を超えた交流場としても機能しています。
沿革
1996年 (プロローグ:1杯のコーヒーから・・・)
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2009年
2010年
2012年
2013年
2014年
2016年
2017年
組織構成
理事長 | Santiago Herrera (サンティアゴ・エレーラ ) |
---|---|
副理事長 | 冨松 由紀 |
江口 朋子 | |
理事 | 上杉 厚 |
梅野 文子 | |
Stephanie Weston (ステファニー・ウェストン) | |
桑野 光 | |
福光 保之 | |
清水 亜紀 | |
監事 | 柴田 佐右里 |
竹尾 鋼助 |
センター長 | Santiago Herrera (サンティアゴ・エレーラ ) |
---|---|
招聘者コーディネーター | Marcelo Stella (マルセロ・ステラ) |
広報担当 | 樋之口 香織 |
事務局 | Isidoro Díaz Flores (イシドロ・ディアス・フローレス) |
Rodrigo Herrera (ロドリゴ・エレーラ) | |
近藤 淳 | |
山川 千景 | |
沼 晶子 | |
寺尾 和馬 | |
上柿元 優佳 | |
佐藤 みさき | |
Ochada Kate Firmeza (オチャダ・ケイト・フェルメザ) | |
Alfonso Cravioto (アルフォンソ・クラヴィオット) | |
スペイン語講師・レストラン部門アドバイザー | Monica Alvear (モニカ・アルベアール) |
舞踊講座相談役 | Monica Lindo (コロンビア・バランキージャ民族舞踊団代表) |
Santiago Alfonso (サンティアゴ・アルフォンソ舞踊団代表) | |
Inmaculada Ortega (スペイン・フラメンコ舞踊家) |
スペイン語 | Isidoro Díaz (イシドロ・ディアス) ※ イタリア語兼任 |
---|---|
Rodrigo Herrera (ロドリゴ・エレーラ) | |
Monica Alvear (モニカ・アルベアール) | |
Alejandro Mesa (アレハンドロ・メサ) | |
ポルトガル語 | Claudia Morikawa (クラウディア 森川) |
フランス語 | Thierry Borne (ティエリー・ボルヌ) |
ラテンダンス | Marcelo Stella (マルセロ・ステラ) |
Balodia Rodriguez (バロディア・ロドリゲス) | |
アルゼンチンタンゴ | Julian Cataño (フリアン・カタニョ) |
Natalia Castaño (ナタリア・カスタニョ) | |
フラメンコ | Daniel Corres (ダニエル・コーレス) |
アラビアンダンス | Fátima Rodríguez (ファティマ・ロドリゲス) |
クラシック・ラテンミュージックギター | Leonardo Bravo (レオナルド・ブラーボ) |
フラメンコギター | 中川 竜也 |
ボーカルトレーニング | Alfonzo Craviotto (アルフォンソ・クラビオット) |
シェフ | Rosa Linares (ロサ・リナーレス) |
Claudio Monje (クラウディオ・モンへ) |
会員
1997年に設立された特定非営利活動法人 ティエンポ・イベロアメリカ―ノ (通称 ラテン文化センター ティエンポ) は、イベロアメリカ (スペイン・ポルトガル語圏)に関する芸術を中心に、音楽・舞踊・アート・言語・食といった様々な角度から文化の多様性を体験できる文化交流活動を行っています。
ティエンポの活動は、活動趣旨に賛同し、活動を賛助する会員一人ひとりのサポートによって成り立っています。
ティエンポの会員は、下記の2種があります。
正会員
ティエンポの活動目的に賛同して入会した個人又は団体。
正会員は、総会の決議権を持ち、ティエンポの運営に参加する中核メンバーのことをいいます。
ティエンポが団体として存続していけるよう、活動趣旨の解釈にぶれが生じないよう運営状況を注意深く見守り、NPO法人としてティエンポが掲げる目標を、どのようにしたら達成していけるのか意見を出し合い、一緒に考えていくのが正会員です。
賛助会員
ティエンポの活動を賛助する目的で入会した個人又は団体。
賛助会員は、活動資金となる年会費を支払い、やティエンポの活動に積極的に参加すること (講座受講やイベントへの参加、レストランの利用など)により団体をサポートするメンバーのことをいいます。
ティエンポの活動を維持していくためには、賛助会員のサポートは必要不可欠なものです。
【年会費】
【有効期限】