桜タンゴフェスティバル 第10回開催記念特別企画
古典のタンゴからピアソラ、そしてコンテンポラリーまで、独自の解釈とダイナミックな表現法で多彩なタンゴの表情を聴かせるアサト・パイスによるコンサート。
アルゼンチンから来日中のダンサーとのコラボレーション、「アストル・ピアソラ国際音楽コンクールトラーニ2021」でグランプリに輝いた"タンゴ三姉妹+"、アンサンブル "オルケスタ・ティピカ" によるオープニング演奏とともにお楽しみください。
アサト・パイス
現在のアルゼンチンおよび世界のタンゴシーンにおいて掛けがえのない存在となっているアサト・パイス。アジェレン(バンドネオン)とクリスティアン(ピアノ)によるデュオ編成で、伝統的で踊れるタンゴから、ピアソラの音楽を独自に解釈したもの、さらには現代音楽の作品まで、タンゴのさまざまな側面をカバーしている。YouTubeでのコミカルで小気味よいリズムレクチャー動画で世界的人気を博しており、教育コンテンツの革新でも高く評価されている。彼らのフレッシュでダイナミックなスタイルの動画は、現代タンゴの象徴となっている。
Ayelén Pais (アジェレン・パイス):バンドネオン奏者
ラ・パンパ州出身、2007年ブエノスアイレスに上京。女性バンドネオン奏者の先駆者とされ、現代における代表的な女性バンドネオン奏者の一人。
タンゲリーア「エル・ケランディ」、ショウグループ「タンゴ・レジェンズ」などでソロイストとして活躍。演奏のみならず、バンドネオン習得に役立つ新たな形の映像マテリアルを作り教則ビデオの作成者としても知られる。さまざまなグループやオルケスタにこれまで参加してきた。
ラウル・ガレーロの指揮のもと、「セレクシオナード・フェデラル・デル・タンゴ」(タンゴ地方州出身者選抜)に参加、アメリータ・バルタールと共に「グローリアス・アルヘンティーナス」に参加、スサーナ・リナルディと共に「モローチャの中庭」に参加。2017年「ブエノスアイレスタンゴ・フェスティバル」のオープニングでオスバルド・ピーロ楽団に参加、2021年ファビアン・ベルテーロ楽団のソリストとして招かれ、国立タンゴ・アカデミーから提供されたアニバル・トロイロが所有していたバンドネオンを演奏した。
これまでブラジル、メキシコ、ヨーロッパでツアーを行った他、2013年にはマルベック・タンゴ・ハウスの演奏チームに参加するため1年間アメリカ合衆国に滞在した。
オルケスタ・ロマンティカ・ミロンゲーラやオルケスタ・ティピカ・ピチューコなど、現代のミロンガ演奏を主体とするさまざまなオルケスタにも参加している。
出演した映像作品に伝説的ダンサーのマリア・ニエベスとの共演もある。
そのユニークな個性は他ジャンルのアーティストにも好まれ、ラリ・エスポシト、ロス・アンヘレス・アスーレス、ナチャ・ゲバラ、オラシオ・ラバンデーラとも共演している。
Cristián Asato (クリスティアン・アサト):ピアニスト
1982年ブエノスアイレス生まれ、タンゴ新世代のピアニストの中で最も知られた存在の一人である。「タンゴ・レジェンズ」カンパニーの音楽監督を務めるほか、伝説的なオスバルド・プグリエーセ楽団のバンドネオン奏者ビクトル・ラバジェン率いる七重奏団のピアニストとしても活動している。
プロ音楽家として活動するほか、音楽教育の分野でデジタルを使ったマルチメディアの分野にも従事している。
ブエノスアイレス・コロン劇場、キルチネル文化センターのラ・バジェーナ・アスール、ラ・ウシーナ・デル・アルテといったアルゼンチンの重要なステージで演奏を行っている。ラテンアメリカ諸国、アジア、アフリカ、ヨーロッパへのツアーを実施、イタリア・ローマのエル・パルコ・デ・ラ・ムジカ、カイロのオペラ座、ギリシャ・アテネのクリスマス・シアターなどの場所で演奏した。フアン・カルロス・コーペス舞踊団のピアニストをつとめ、2011年にはネリー・オマールの生誕100年記念コンサートに参加した。
アリエル・アルディトの伴奏楽団と共にアルベルト・ポデスタの伴奏をしたこともある。
2016年から2020年までエミリオ・バルカルセ記念タンゴ学校オ―ケストラのピアノ講師を担当。2017年にはマスタークラス「音楽家のためのタンゴ」の教育スタッフとなった。
セッショニストとして多数の作品に参加、2018年にはソリストとして、アルフレド・ゴビのピアノ作品を復活させた「未発表のゴビ」を録音、評論家から高い評価を得た。
2017年、福嶌教輝(ふくしまのりてる) 駐アルゼンチン共和国日本大使により、ラテンアメリカの日系人コミュニティにおける優れた芸術活動による功績をたたえ表彰された。
Program
Musician
オープニング演奏
2020 年夏に生まれた、福岡市在住の女性演奏家トリオ。2021年にイタリアで行われた「アストル・ピアソラ国際音楽コンクール トラーニ 2021」でグランプリに輝く。
福岡市を拠点として活動するバンドネオン奏者川波幸恵を中心にピアニスト・岡直美、ヴァイオリニスト・松本さくらで結成。タンゴ以外にもクラシック、昭和歌謡など幅広いジャンルでお客様に素敵な気分をお届けする。「+(プラス)」には、三人で完結するのではなく共演者やお客様と一緒に幸せなひとときを作っていく広がり、そして喜びを未来に紡いでいきたいという願いが込められている。
長女 :Naomi (岡 直美)
福岡女学院高校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。第44回全日本学生音楽コンクール福岡大会高校の部第1位。1995年西日本新人演奏会に出演し福岡音楽文化協会賞受賞。1996年日本演奏連盟主催新人演奏会にて九州交響楽団と共演。2002年よりチェコを代表するウィハン弦楽四重奏団との共演を重ね、今年14度目の再共演を迎えた。2016年より毎月室内楽コンサートを開催する等、福岡を中心に多彩な演奏活動を展開中。福岡音楽学院非常勤講師。
次女 :Yukie (川波 幸恵)
バンドネオン 福岡県宗像市出身。福岡女学院高等学校音楽科、東京音楽大学ピアノ専攻卒業。第一回チェ・バンドネオン世界大会優勝(2015年アメリカ)。渡辺えりと出会い、舞台「りぼん」に出演。以来、ジャンルや文化の壁を越え(西城秀樹、沢田研二、笑福亭鶴瓶らと共演)幅広く活動、海外フェスティバルやTango Buenos Aires Festival y Mundial(2024)にも出演。また、この稀有な楽器の認知度を高めようと地元福岡で「バンドネオン知っとう隊」を結成し、「じゃばら体操」や「折り紙でバンドネオン」などで、普及活動にも力を入れる。「エアーバンドネオン大会」主催者。
三女 :Sakura (松本 さくら)
バイオリン 長崎県長崎市出身。東京藝術大学音楽学部卒業。 第59回全日本学生音楽コンクール福岡大会第2位。第31回高等学校音楽コンクール九州大 会金賞。アクロス弦楽合奏団として、第22回福岡県文化賞受賞。 2015年4月には松本さくらヴァイオリンリサイタルを開催。同年、大賀薬局主催のコン サートにて九州交響楽団と共演。 現在、ソロや室内楽、オーケストラの客演演奏をはじめ各地で演奏活動を行う傍ら後進 の指導にあたり、クラシック音楽普及のためのアウトリーチ活動も積極的に行っている。 アクロス弦楽合奏団、長崎OMURA室内合奏団メンバー。 2016年より、Bar CAVALLO the salonミュージックディレクターを務める。2019年より、 ジュニアオーケストラ福岡トレーナー。
長男 :Toshitaka (小野としたか)
福岡県福岡市出身。
小学3年生からピアノ、13歳よりコントラバスを始める。
福岡第一高等学校音楽科卒業。2013年東京藝術大学コントラバス科卒業。吉浦勝喜、永島義男、西山真二、木村索、Neil Swainson各氏に師事。2013年帰郷。現在、クラシック、ジャズ、タンゴほか多方面に活動中。吹奏楽部の指導にも力を入れている。桜タンゴフェスティバルにも数回出演している。
Dancers
クリスティーナ・ソーサとダニエル・ナクッチオは、世界的に認められているアルゼンチンタンゴのダンサー、講師である。
2007年からペアとして活動を開始し、タンゴのディナーショーでキャリアをスタートさせた。
2008年には「タンゴサロン部門」と「ミロンガ部門」でメトロポリタン選手権のチャンピオンに輝く。同年、タンゴの世界大会で優勝し、さらに「インターナショナルジャパンオープン」でも1位を獲得。単一年で最も権威のある4つのタイトルを制覇した最初のペアとなった。
長年にわたる輝かしい経歴により、彼らは著名かつ高い評価を得るペアとして確立。伝統的なタンゴサロンとステージタンゴのエネルギーを組み合わせた独自のスタイルと優れた指導力が際立っている。
現在は世界各地で踊り、教え、タンゴの競技会で審査員を務めている。
ナタリア・カスターニョ & フリアン・カターニョ:2018年からペアを組み、パフォーマー、インストラクター、振付師として活躍。
タンゴダンサー、講師として19年以上のキャリアを持つフリアンは、ブエノス・アイレスのタンゴ世界選手権 (2017)でタンゴ・ステージ部門で5位を獲得、そのた母国コロンビアなどの様々な大会で優勝歴を持つ。
一方、ナタリアはタンゴダンサー、振付師、インストラクターとして8年のキャリアを持ち、これまでコロンビアでトップクラスのタンゴカンパニーに所属。数々の大会でチャンピオンの座を勝ち取る。
二人は質の高いパフォーマンスでコロンビア、アルゼンチン、ギリシャ、イギリス、スコットランドなどのさまざまなステージで評価を得る。
2022年にコロンビアで開催された大会でタンゴ・サロンのチャンピオンに輝く。
ニューヨークのイサカ・タンゴ・フェスティバル、ボストン・タンゴ・フェスティバル、フィリピン・タンゴ・フェスティバルに招待されている。
Tickets Information
前売り券:
2025年 2月 1日 (土) より販売開始
全自由席
《前売券》 一般 ¥4,500
S席 ¥5,500
※ 桜タンゴフェスティバル Milonga Full Pass 又は Workshop Pass 購入者は前売券 ¥2,250 (S席割引なし)
■ 前売券完売の場合は当日券の販売はありません。
■ 未就学児入場不可
【S席について】
• 前列S席は指定席ではありませんが自由席1、2列目のお席となります。
• 当日、残席がある場合は、入場時に差額1,000円をお支払いいただき、S席へ変更可能です。
• 当日は、S席をご予約の方でお並びいただいた順に入場となります。
前売券取り扱い
P - code:289 - 838
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セブンイレブンでの購入方法
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オンライン購入
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チケット取扱注意事項
チケットは、いかなる場合(紛失、焼失、破損等)においても再発行は致しませんので、 大切に保管して下さい。
お客様の都合による代金お支払後のキャンセル、変更はいかなる場合もお受けできませんので、予めご了承下さい。
また、出演者の変更及びキャンセル、出演時間やステージの変更に伴うチケットの払戻し等は一切致しません。
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Venue & Access
西鉄ホール
福岡市中央区天神2-11-3
ソラリアステージ゙6F
福岡の中心地・天神の
さらにど真ん中。
西鉄バスセンター ・
西鉄福岡(天神)駅に直結。
General Information
CONTACT
公演に関するお問合せは下記までお問合せください。
(特定非営利活動法人 ティエンポ・イベロアメリカーノ)
〒810-0041 福岡市中央区
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092-762-4100
https://tiempo.jp/
sakuratangofestival@tiempo.jp
月 ~ 金:12:00 - 22:00
土 日 祝:12:00 - 18:00
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本公演は2025年 4/3 (木) ~ 4/6 (日) に開催される「桜タンゴフェスティバル」の第10回開催記念特別プログラムです。
「 桜タンゴフェスティバル」は、タンゴを介した文化交流を目的に、ティエンポが2014年から開催している九州唯一のタンゴ国際フェスティバルです。日本文化の象徴のひとつと言える桜の季節に本場のアーティスト、アジアと日本のタンゴ愛好者が一堂に会し、タンゴを通した心の通い合いに興じる4日間。タンゴの醍醐味である踊る相手とのその瞬間の言葉を介さないコミュニケーションを愉しむタンゴという文化の魅力を体験してもらえる異文化交流フェスティバルです。
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